2011年より販売しているノムラオリジナルのカスタムランドセル。ここではカスタムランドセルについてのお話をさせていただきます。
目次
カスタムランドセルはこんなお母様のお声からできました
『お姉ちゃんはブランドのかわいい品を買ったけど、大きくなるにつれ”子供っぽい””もっと普通のを買ってくれれば良かったのに”と言われ、下の子にどんなものを選ぶべきか悩みます。』
当時のブランドランドセルは今と比べればシンプルでしたが、刺繍や型押しなどがほとんどない時代では個性的でした。このお母様のお話から、6年間は長く”かわいい”が大好きだったお子様も好みが変わるのは当然。だったら、好みが変わった時にシンプルに戻せるランドセルを作ればいい!試作を繰り返し、たくさんの方々の協力を得て、工場様に製品化をしていただきました。
カスタムランドセルどんなランドセル?
メインはランドセル、作りはしっかり
ランドセルをお願いしているのは、大正14年創業の90年以上ランドセルをつくり続けている、経験豊かな工場様。ベースとなるランドセルを決め、ノムラが販売する中で、強度、軽さ、機能、デザインを検討しつつ必要・不要を考えて作られています。
カスタムパーツも自分たちで企画
パーツも種類ごとにメーカー様に依頼し、自社で更に加工することによりランドセルへの付け外しを可能にしました。販売当初は男の子8種、女の子52種(4型13色)でしたが、少しづつお子様のお好みを考えながら追加し、現在ではトータル約140種近くになります。そして今後も入れ替えながら新作を出す予定です。
カスタムランドセルのしくみ
ご自宅で専門の道具など無くとも交換できるよう、カスタム部分はホックボタンを使用しています。ジャンパーホックというレザークラフトなどによく使われるタイプで、カスタムパーツ用に外れにい加工がされています。
装着可能な個所は学習院型・半カブセで異なりますが、パーツを付けた際にランドセルのワンポイントになるようなイメージです。
カスタムパーツの付け方・外し方
付け方
①ランドセルの向きを取り付ける側が上を向くように置きます。
②取り付ける箇所の裏側を手でしっかりと支えます。
③パーツを垂直にパチッと音がするまで強く押し込みます。
〈point〉
まれにホック内のバネが噛み合わずアイテムが回転する場合は、ねじ込むように強く押しながら回すと中のバネがはまりホックが硬くなります。
外し方➊
ランドセルの台座(ホック付け根)をしっかりと固定(掴み)し、アイテムを起こすように斜めに力を入れます。※爪を折らないよう注意してください。
モチーフタイプは中央のホックボタンを持つようにし、斜めに引っ張り上げるイメージです。
外し方❷
固くて外せない場合は、ご家庭にある物でしたらスプーンなどの先が丸く生地を傷つけないものを使うと外しやすいです。
ランドセルの台座(ホック付け根)をしっかりと固定(掴み)し、スプーンをアイテムの根元まで差し込みます。スプーンを起こすように斜めに力を入れます。
グッと起こすイメージで。
カスタムアレンジ例
同じランドセルでもパールを着けることで印象が変わります。
<スタートは新幹線>
お子様が子鉄くん!電車や新幹線がお好きなら、最初は新幹線のパーツでアレンジ
3~4年生…「新幹線に飽きちゃった」や「新幹線は好きだけど付けるのは恥ずかしい」となったら、元々の反射ホックへ交換または違うパーツを買い足して。
<スタートは大き目カスタム>
3~4年生…「お花変えたい」や「もうちょっと大人っぽく」となったら、元々の反射ホックへ交換または違うパーツを買い足して。
ノムラのランドセルは全てカスタムパーツを取付け可能です。
最後に・・・
キャラクターものや可愛らしいデザインのランドセルを購入し、成長により好みが変わってしまったとしても、ランドセルの場合は文具等のように気軽に買い直しすることが少ない品です。そのため高学年になった時を考え、大人がシンプルなものをすすめる気持ちは分かります。
ですが、まだ産まれて5年しかたっていない子に自身の5~6年後など想像するのは難しく、そして自分(子供)が使う物なのだから今1番「かっこいい!」「かわいい!」ものが欲しい気持ちも理解できることです。
カスタムランドセルはそんな両方の反する気持ちを繋げて、親御様にご納得いただき、お子様も”自分で選んだ”という喜びで満たされ、小学校という新たな世界へノムラのランドセルが共に歩んでいければと考えます。